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2021年4月10日更新
おすすめ本の紹介vol.9 「泣ける本」
内容 | 「春眠暁を覚えず」(孟浩然/漢詩「春暁」)な春の良き日、いかがお過ごしでしょうか。図書館は、少しだけ人事異動がありましたが、とりあえず粛々と毎日運営しております。 さて、今回のおすすめ本のテーマは「泣ける本」です。 冒頭にあるように、個人的には春は「泣く」というより「眠る」といった感覚があるのですが、どうやら「泣く」ことは、ストレス解消にもなるようです(「涙活でストレスを流す方法」寺井広樹/有田秀穂著,主婦の友社刊)。 新しい環境、新しい人間関係、4月はとかく新たなことが多く、楽しい反面、ストレスもたまるでしょう。そんな時、こちらの本を読んで涙を流すことで、心身ともにリフレッシュしませんか。 【「泣ける本」紹介】 ①『ストーリー・セラー』 有川 浩(現「有川 ひろ」) 著 新潮社 小説家の妻と、その夫。2人に訪れる過酷な運命。妻は夫のために物語を書き続けた。何度読んでも泣けます。Side:Aと、対になるSide:Bの2編収録。(樹) ②『スロウハイツの神様』 辻村 深月 著 講談社 クリエイターのたまご達が集うシェアハウス「スロウハイツ」の住人達の物語。クリエイターの等身大の辛さと人と人とのリアルな関係性,そして少しの謎解き要素。人が人を思い,何より自分のために強くなる優しい物語に涙が止まらなくなります(MO) ③『みどりバアバ』 ねじめ正一 作 下田昌克 絵 童心社 こうくんのおばあちゃん「みどりバアバ」はお花屋さん。とってもお花が大好き。その「みどりバアバ」がだんだん元気がなくなって・・・。いつかはおとずれる大切な人との わかれを描いた絵本です(PA) ④『きつねのおきゃくさま』あまん きみこ/ぶん 二俣 英五郎/え サンリード 「太らせてから食べよう」とせっせとヒヨコやアヒルの面倒をみるきつね。きつねの思惑もしらず「やさしいおにいちゃん」と呼ぶヒヨコたち。あるとき思わぬ危機が訪れる。そのとききつねは・・・!あまんきみこの心を打つ物語の絵本。(五十路) ⑤『恋愛寫眞』 市川 拓司 著 小学館 カメラマン志望の大学生と、嘘つきでちょっと変わった同級生とのお話。 定期的に読みたくなる本の1冊で、何度読んでもラストで号泣してしまいます。切ないけれど、とても美しいラブストーリーです。(樹) 今回紹介した本は全て図書館HP「図書館員おすすめ本の紹介」内のvol.9 「泣ける本」から本の貸出情報を見たり,予約を行ったりすることができます。 是非ご活用ください。 |
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