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2022年8月6日更新
おすすめ本の紹介vol.25「怖い本②」
内容 「すごく こわいかおだ。じっと したを みている。」(①『いるの いないの』より)。
先月に引き続き,今回のテーマも「怖い本」。前回①だったし、多分そうだろうなと思っていましたが,やはりそうでした……(実は怖い本は苦手)。
 今回のラインナップは,主に小説ですが,京極夏彦に始まり京極夏彦で終わるリストというのが,すごいですね。しかも紹介者は別の職員。図書館員で知らない人はいないであろう大御所,京極夏彦ですが,とにかく分厚い本で有名です(①は「怪談えほん」のシリーズなので薄いです)。図書館のブックポストに入らないのでは!?と話題になるくらい分厚い本があります。暑い時期に厚い本を読んで熱くならずに肝を冷やす……何とか問答のようですね。②③も,なかなかに怖い本のようです。先月に引き続き,暑い夏,怖い本を読んで乗り切りましょう<館長>

【怖い本②」の紹介】
① 『いるのいないの』京極 夏彦/文 岩崎書店
見なければ、いないのとおんなじ?でも、こわいものはついついみてしまう…。田舎の古いおばあちゃんの家で、暮らすことになった男の子。表情の見えないおばあちゃんの受け答え、沢山の猫たち、描かれる細部から怖さが醸し出され…読み進めるとぞっとします(w)
※リストには「怪談えほん」シリーズを全てのせています。

②『ずうのめ人形』 澤村 伊智/著 KADOKAWA
話題になった映画『来る』の原作「ぼぎわんが、来る」の作者のシリーズ2作目。「リング」から続く「呪われた●●」の懐かしさを含んだまま,その現代的アレンジがお見事です。ホラーであると同時にミステリ的などんでん返しも含まれています(MO)

③ 『人間に向いてない』 黒澤 いづみ/著 講談社
一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」が蔓延する世界。ある日引きこもりの息子が気味の悪い「虫」になっていた。生かすか、殺すかの葛藤。ホラーでありながら、家族の形を考えさせられる一冊でした(WA)

④ 『魍魎の匣』 京極 夏彦/著 講談社
京極堂シリーズで最も有名なのが,2作目の『魍魎の匣』ではないでしょうか。ただの妖怪話ではありません。推理小説として,民族学や論理学等の様々な観点から人が抱える闇を解明する『憑き物落とし』の話です。分厚いですが一気読みできる程面白いです(MO)

今回紹介した本は全て「図書館員おすすめ本の紹介」内の vol.25 「怖い本②」から本の貸出情報を見たり,予約を行ったりすることができます。是非ご活用ください。
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