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2022年9月3日更新
おすすめ本の紹介vol.26「考えさせられる絵本」
内容 「このくび、いやなんだ。ほんと いいとこない。」(③『きりんのなやみごと』より)。
「人間は考える葦である」とはパスカルの言。
今回は「考えさせられる絵本」がテーマです。
このテーマが提示されたとき、「余韻のあるラスト」の本が並ぶかなあと思ったのですが,実際並んだものを見てみると、読後に何かしら考えてしまうような本ですね(⑤は違うかな。この中では異色かも)。
お子さんに読みきかせをする時は,読み終わった後,「考える時間」を少し作ってあげるとよいかもしれません。
子どもたちがどんな感想?を述べるか,興味深々です(とか言って、何もなくスルーされるかもしれませんが。あ、⑤は大騒ぎしながら楽しく読み聞かせしてOKです)<館長>

【「考えさせられる絵本」の紹介】
① 『とんでいったふうせんは』ジェシー・オリベロス/文 絵本塾出版
「思い出」という名の風船が飛んで行ってしまう祖父と、それを見守る孫の絵本です。自分の風船が飛んでいく時、大切な人の風船が飛んでいく姿を見守る時がくる可能性は、誰にでもあります。その時、どう受け止め、向き合うかを考えるきっかけになる絵本です。(k.s.)

② 『バーナバスのだいだっそう』ファン・ブラザーズ/作 学研プラス
地下の秘密研究所で作られた遺伝子組み換えペットのバーナバス。残念ながらバーナバスは失敗作。失敗作とは、自分とは、何か?を考えさせてくれるお話です。パーフェクトペットと失敗作ペットの絵の違いを見つけるのも楽しいですよ。(WA)

③ 『キリンのなやみごと』 ジョリ・ジョン/さく 化学同人
自分の努力ではどうにもできないコンプレックスがふと自分の自信を削ってしまうことがある。でも、そんなコンプレックスも他者からみれば、長所に見える時もある。心に自信を取り戻すパワーを分けてくれる絵本です。併せて同じ作者の『ペンギンのこまりごと』もおすすめです。(N)

④ 『ダンボール』 ユン ヨリム/ぶん TOY Publishing
宅配で品物が届く便利な世の中になりました。私達の生活になじみのあるダンボール。荷物を取り出したら役目を終えてどうなるのでしょうか。大量に消費されたダンボール達は皆で行動を起こします。この絵本のお届け先は「読者のみなさま」です。(Y)

⑤ 『ねえ、どれが いい?』 ジョン・バーニンガム/さく 評論社
「ねえ、どれがいい?」と問いかけられて、出てくるのは思いもよらない選択肢ばかり。読み聞かせをすると,子どもたちが「考えさせられる」定番絵本。盛り上がること間違いないです。続編の「またまた、ねえ、どれが いい?」もありますよ。(五十路)

⑥ 『街どろぼう』 junaida 福音館書店
山の上で一人で暮らす巨人。さびしくなった巨人が、街から一軒の家を、こっそり持ち帰ることから物語が始まります。「人との繋がり」とは、いったい何なのか。そんなことを考える1冊です。(k.s.)

「図書館員おすすめ本の紹介」内の vol.26 「考えさせられる絵本」から本の貸出情報を見たり,予約を行ったりすることができます。是非ご活用ください。
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