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2022年11月5日更新
おすすめ本の紹介vol.28「ノンフィクション」
内容  「慎太郎がここまで強い男だとは思わなかった。おれだったらとてもできなかった。最高の、自慢していい息子だと思う」(⑤『奇跡のバックホーム』より)。
 「事実は小説より奇なり」(『ドン・ジュアン』バイロン著より)といいます。今回は,ノンフィクションがテーマです。別に「奇なる」ものばかり集めたわけではないのですが,国内外のなかなかに面白いラインナップになっていると思います。
厳しい現実を語る内容のものもありますが,いずれも,何かしら学ぶところのあるものです。本当に起きたことを,後世に伝え残していくのも本の一つの役割でしょう。秋の夜長,地球でおきた様々なことに思いを馳せてはいかがでしょうか。 

【「ノンフィクション」の紹介】
① 『私の身に起きたこと』清水 ともみ/著 季節社
中国が支配する新疆ウイグル自治区。そこで行われているのは文化的ジェノサイド…。この本はウイグル人女性の証言をもとに、ウイグル弾圧の実情を漫画で描いたものです。今、世界で何が起きているのか。まずは『知る』ことからはじめてみませんか?(K)

② 『墜落遺体』飯塚 訓/著 講談社
日航機123便の身元確認班長となった著者が全遺体の確認作業を綴ったノンフィクション。漠然としか事故のことを知らないまま読んで壮絶さに圧倒されました。作業の過酷さと無念さ,家族を突然失う悲しさを生々しく体感できる一冊です。(MO)

③ 『ある日突然、慢性疲労症候群になりました。』 ゆらり/著 合同出版
「疲れがとれない」「疲れやすい」そんな病気?と思われてしまいそうなこの病名。実際はとても辛く、重症な方は寝たきりの生活になってしまうそうです。病気を知ること・理解しようとすることの大事さも感じる1冊です。(k.s.)

④ 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ/著 新潮社
イギリスの公立中学校を舞台に、日本人の母とイギリス人の父を持つ「ぼく」が、ジェンダーや貧困等様々な偏見・差別の問題にかかわりながら成長していく様子がみずみずしく描かれている。涙ぐんでしまうシーンもあり、考えさせられる一冊。最近、続編の2巻も出たので、こちらもおすすめ。(N)

⑤ 『奇跡のバックホーム』 横田 慎太郎/著 幻冬舎 
プロ4年目で脳腫瘍の宣告。長時間の手術には成功しましたが、視力が回復せず24歳で現役引退。幼少期から引退試合での奇跡のバックホームまでが綴られています。野球ファンでなくても感動すること間違いなし‼神様っているんだなと思わせてくれる作品です。(樹)

 今回紹介した本は全て今回紹介した本は全て図書館HP「図書館員おすすめ本の紹介」内の vol.28「ノンフィクション」から本の貸出情報を見たり,予約を行ったりすることができます。是非ご活用ください。
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