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2023年3月11日更新
おすすめ本の紹介vol.32「新書」
内容 「判決文の強制力によって、人や物をコマのように動かせば万事収まるとは、とても無邪気に信じていられない裁判官がいます」(『②裁判官の人情お言葉集』より)。

 早いもので今年度もあと一ヶ月です。まもなく新しい年度を迎えるにあたり、今回は「新」書の特集です!(「新書」は本の大きさであって本の内容には関係ないのですが)。
 図書館では、年に一回程度時期不定期で入口展示コーナーにおいて新書の特集を行っています。一度に並べきれないので、出版社を数社に限定してローテーションで行っているのですが、これが結構人気があります(残念ながら、今月の入口展示は新書ではないのですが)。
 普段は本の内容であちこちに置かれている新書が「○○新書」でダーンっと並べられると壮観です。ちょっと本屋さんの本棚みたいで、書架では目につかなかった本がふと目にとまるなど、新たな出会いを演出しています。
 今回はそんな新書の中から、職員が「これぞ」と思った本を推薦しています。ぜひ、お手に取ってご覧ください。

【「新書」の紹介】
① 『武士の家計簿』磯田 道史/著 新潮社
江戸時代末期、借金苦から抜け出そうと、家計簿をつけはじめた武士がいました。江戸時代の一般武士とその家族の暮らしぶりが家計簿の分析により鮮明に浮き上がります。本書は映画化もされていますので、ぜひ一緒に(ユウ)

② 『裁判官の人情お言葉集』 長嶺 超輝/著 幻冬舎
憲法と法律のみに拘束され判決を下していく裁判官。しかし、裁判官も人。被告に対して、希望が持てる未来を歩めるようにと、温かい言葉も判決でかけている。裁判官の想い届くことを願ってしまう一冊(N)

③ 『ケーキの切れない非行少年たち』宮口 幸治/著 新潮社
題名には「非行少年」とありがますが、教育に関わる多くの方に読んで欲しい一冊です。そもそもの「五感」や「認知」が歪んでいれば、「当たり前」も難しいという話。序盤に掲載されている「絵」にはかなり衝撃を受けました(MO)

④ 『マンガ認知症』 ニコ・ニコルソン/著 筑摩書房
認知症の方の心の内側についてマンガで解説している新書です。認知症の専門家の解説・補足もあり、非常に分かりやすい本です。認知症の「どうして?」「なぜ?」が分かります。また、巻末に認知症についてのおすすめの本が紹介されています。是非ご一読下さい(Y)

⑤ 『世界のニュースを日本人は何も知らない 3』 谷本 真由美/著 ワニブックス
シリーズ最新版。各国でのコロナ対応、カツカレーがイギリスで人気を博し、しかも独自の進化をとげているという。日本にいたら耳に入ってこない世界の様子を楽しめます(N)

 今回紹介した本は全て図書館HP「図書館員おすすめ本の紹介」内の vol.32「新書」から本の貸出情報を見たり、予約を行ったりすることができます。是非ご活用ください。
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