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2024年9月11日更新
おすすめ本の紹介vol.50「そっと寄り添ってくれる本」
内容 | 朝晩涼しさを感じる季節になってきましたね。日中はまだ暑さを感じる毎日ですが,少しづつ秋の気配が感じられます。秋と言えば「読書の秋」です。今回は「読書の秋」に,お気に入りのイスで,ほっとする布団の中で,落ち葉舞い散るベンチの隅で,ひとり静かに読書を楽しみたいときにぴったりな「そっと寄り添ってくれる本」をご紹介します。ちなみに,図書館の入口展示で,今月は「こころの栄養」(総合相談支援課コラボ企画,「認知症月間」おすすめ本と同時開催)をテーマに本の展示をしています。こちらの本と合わせて手に取っていただけると幸いです。 【そっと寄り添ってくれる本】 ①夜明けのすべて 瀬尾 まいこ 水鈴社 F セオ 人の苦しみ・痛み・モヤモヤを取り除くことは難しいけれど、その周囲の人の寄り添う気持ちや見守りで、ちょっとだけ過ごしやすくできるのだということを再認識した物語です。(Y) ②お探し物は図書室まで 青山 美智子 ポプラ社 Fアオヤ 様々な悩みを抱えた人が立ち寄る小さな図書室。そこにいる司書さんは、思いもよらぬ選書と小さな手作りの付録で人生の後押しをしてくれます。どんな人生も肯定してくれる限りなく優しさに満ちた小説です。ちょっと心が疲れた時におすすめです。(SK) ③プレゼントでできている 矢部 太郎 新潮社 S ヤベ 貰った物は買った物より捨てにくい。確かに、貰った時点で特別な物になった感じがします。終始ほんわかした空気感が漂っていて、とても心地よいエッセイです。目に見えないプレゼントで誰かと繋がっていることをあらためて実感しました。知らないうちに素敵なプレゼントを贈れていたらいいなと思います。(Y) ④だいじょうぶじゃない 松田 もとこ ポプラ社 E ダ 山で一人暮らしをしているおばあちゃんは、ぼくが不安になると「だいじょうぶだよ。おまじない」と手のひらに指で丸を書きます。お互いを思いやるおばあちゃんと孫の関係が素敵で、心地よい安心感にくるりと包まれる1冊です。(MN) |
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