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2022年1月8日更新
おすすめ本の紹介vol.18「一気読みした本」
内容  あけましておめでとうございます。
 本年も,図書館をよろしくお願いいたします。
 
 新しい年の始まり,みなさまはいかがお過ごしでしょうか。2022年最初のテーマは「一気読みした本」。
「一気読み」は「大辞林(第4版,三省堂)」によれば,「漫画などの続き物である読み物を,短い時間でまとめて読むこと」だそうですが,今回はちょっと違って,よく新聞広告などで「ページをめくる手が止まらない」などと書いてある本のことですね。職員が手も止めずに一気に読んでしまった本を紹介しています。③④は児童本ですし,⑤もジュニア版がありますので,小学校高学年から高校生の方に手を取ってもらえると嬉しいですね。
 読書に没頭して,お正月疲れをリフレッシュしてはいかがでしょうか。

【「一気読みした本」の紹介】
① 『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂 幸太郎/著 東京:東京創元社
初めて読んだ伊坂幸太郎作品であり,展開の面白さに一気読みした作品です。謎が謎を呼ぶのに伏線回収が大変壮快でした。読み終わった後ボブ・ディランの「風に吹かれて」が聞きたくなる話です(MO)

② 『ジェイン・エア(河出世界文学全集8)』 シャーロット・ブロンテ/著 河出書房新社
同時収録されているエミリ・ブロンテ著『嵐が丘』が読みたくて借りたのですが,読んでみると主人公・ジェインの波乱万丈な人生に,グイグイ惹きこまれてしまいました。たまに好きな部分だけを読み返しています。ちょっと長いので…(樹)

③ 『かぎあなの秘密』 クラピーヴィン/作 童心社
湖を超えた場所にある別世界を救うべく奮闘する子どもたちの話です。児童文学にもかかわらず,結構シビアな場面もありますが,ラストは涙なくして読めません。若かりし頃デートの待ち時間に読み始めたら止まらなくなり,デートの最中も読み続けて主人に顰蹙をかった逸品です(五十路)

④ 『彼方の光』シェリー・ピアソル/作 偕成社
黒人奴隷の少年サミュエルと年老いたハリソンは自由を目指し,カナダへの逃亡を決意する。実話をもとにしていると思うと一気読みにさらに拍車がかかります。人間の差別や残忍さについて深く考えされられる作品です(NH)

⑤ 『嵐が丘 上・下』E.ブロンテ/作 光文社
荒野に立つ屋敷[嵐が丘]を舞台に,屋敷の主人に拾われたヒースクリフと主人の娘キャサリンの恋,そして復讐を描いた小説。自分を虐げてきた嵐が丘の住人たちとその子供たち二世代へのヒースクリフの復讐は残忍さを増していきますが,彼に思わぬ結末をもたらします。あまりに苛烈な復讐に背筋が凍りました(N)

今回紹介した本は全て「図書館員おすすめ本の紹介」内のvol.18「一気読みした本」から本の貸出情報を見たり,予約を行ったりすることができます。
是非ご活用ください。
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