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2022年4月14日更新
おすすめ本の紹介vol.21「忘れられない場面・セリフがある本」
内容  
気が付けば,いつの間にか新年度!図書館は,少しだけ人事異動があり,席替えをして,気分新たに毎日営業をしております。この欄も,気分新たに「いかがお過ごしでしょうか」しばりを解き,新たに何かしら考えたいと思っているのですが……4月には間に合いませんでした。次回に乞うご期待。
 春といえば,出会いと別れの季節ですね。新たな始まりを予感させる季節でもあります。みなさまにはありますか?そんな季節の中で「あの時のことは忘れられない」「あの言葉は心に残っている」というものが。
今回は図書館員が選んだ,そんな場面・セリフのある本たちです。ぜひ一読を。もし,この中にピンとくるものがなくても,あまた出版される本の中には,きっとあなたの胸を打つ場面やセリフのある本が必ずあります(というか,すでにそのような本をお持ちの方も多々いらっしゃるでしょう)。新たな季節,新たな出会いを求めて,図書館の書架を彷徨ってみるのも一興ですよ。<館長>

【「忘れられない場面・セリフがある本」の紹介】
① 『マレー鉄道の謎』 有栖川有栖/著 講談社
「作家アリスシリーズ」の国名シリーズ第六弾。本筋も面白いのですが,主人公達が「悪人は必要か」と犯罪について会話する内容が非常にしっくりきて,今でもとても印象に残っています。(MO)

② 『眉山』 さだ まさし/著  幻冬舎
主人公の母・龍子が、入院中にある人物に啖呵を切るシーンが忘れられません。その後の諭すように切々と訴えるセリフにもグッとくるものがありました。彼女のような人間になれたら、素晴らしいだろうなと思います。ぜひご一読を。(樹)

③ 『これが人間か』 プリーモ・レーヴィ/著 朝日新聞出版
アウシュビッツ収容所に入れられたが、奇跡的に生還。しかし、自分が生き残ったのは看守のチョットした勘違いからではないのか…、という疑念が主人公を苦しめる。そのシーンがこの収容所の残酷さとして心に強く残る。(NH)

④ 『秘密の菜園』 後藤 みわこ/著 ポプラ社
「・・・『そこにサカショーがいるから』ってな。その名言吐いたの、どいつ?紹介しろよ。」ひょんなことから知り合った中学3年生の少年二人の夏物語。このセリフは片方の少年がもう一人の少年に言ったセリフですが、サカショーって誰?名言はいたやつって?気になるアナタ、ぜひ手に取って読んでみて下さい。このセリフが言われたシーンも秀逸です。(五十路)

⑤ 『コンビニ人間』 村田 沙耶香/著 文藝春秋
社会にも家庭にもまともに属せない主人公の淡々とした目線と「こうあるべき」という周囲の在り方が自然で、凄まじい話でした。主人公に共感できるか,気持ち悪いと思うかで大分感想は変わる話ですが,自分の中に残り続ける話でした。(MO)

今回紹介した本は全て「図書館員おすすめ本の紹介」内の vol.21 「忘れられない場面・セリフがある本」から本の貸出情報を見たり,予約を行ったりすることができます。是非ご活用ください。
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