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2023年5月12日更新
おすすめ本の紹介vol.34「パンが出てくる本」
内容  「道端でも公園でも、パンはどこでだって食べられる。囲むべき食卓がなくても、だれが隣におらんでも、平気でかじりつける。うまいパンは、誰にでも平等にうまいだけや」
(『②真夜中のパン屋さん』より)。
 
 パンはご飯より塩分が高いので食べる量を減らしている今日この頃,せめてお話の中でパンを十分楽しもう,と思っているあなたにおすすめの,パン尽くしです(そんなケースは自分だけかも)。おいしそうなもの,かわいいもの,おもしろいもの……どの本にも共通しているのは,読むと焼きたてパンの温かさが心をほっこりさせてくれるような気がするところでしょうか。おすすめコメントを読んで気になった本をぜひ手に取ってみてください。もちろん,図書館にはパン作りレシピ本もたくさんありますので,そちらもどうぞご利用ください!

【「パンが出てくる本」の紹介】
①『おじいちゃんとパン』 たな/え・ぶん パイインターナショナル
おじいちゃんと、まごの「ちびすけ」。パンを通じて感じる二人の関係性。ちびすけの成長と、印象的でおいしそうなパンの絵が魅力です。これを読んだ後は、あまーいパンが食べたくなります(k.s.)

②『真夜中のパン屋さん』 大沼 紀子/〔著〕 ポプラ社
都会の片隅で真夜中にだけ開店する不思議なパン屋さん。そこに突然居候することになった女子高校生と様々癖のある登場人物が巻き起こす騒動を描いた物語。
ネグレストや性同一性障害などといったテーマを扱いつつ、焼き立てのパンみたいに最後は心を温めてくれるお話です(SK)

③『マフィンおばさんのぱんや』 竹林 亜紀/さく,河本 祥子/え  福音館書店
人気店マフィンおばさんのパン屋で働く男の子が、自分もパンを焼いてみようと、いろんな材料をまぜ合わせ、パンを焼きましたが…。パンの焼けるにおいが漂ってくるようなステキな絵、いろいろ混ざったパンのおいしそうなこと!親子で楽しめる1冊です(五十路)

④『パンパンパンパンパンダパン』 ささき みお/作・絵 国土社
かわいらしいパンダの形をしたパンがどんどん増えていく絵本です。ことばあそびのような文章が楽しめます。たくさん積み重なったパンはどうなったでしょうか。ぜひ読んでみて下さい(Y)

⑤『しょくパンにんじゃ』 苅田 澄子/作 PHP研究所
パンむらに住むしょくぱんにんじゃは、とのさまからごはんむらに忍び込むよう命じられます。なんでも、ごはんむらがパンむらを襲う計画があるとか…。パンならではの忍術が楽しい絵本です(k.s.)

 今回紹介した本は全て図書館HP「図書館員おすすめ本の紹介」内の vol.34「パンが出てくる本」から本の貸出情報を見たり、予約を行ったりすることができます。是非ご活用ください。
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